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パソコンに寿命はあるのか?買い替えの検討と注意点

今やほとんどの人がパソコンを扱える時代になりましたが、それでもパソコンは高価です。

高性能なモデルを選べば、ちょっとした財産と言えるほど高価ですが、高価なものほど寿命は長いという印象がありますよね。

また寿命を意識するよりも前に

  • 壊れた
  • 動作が重くなった
  • 新機能が欲しい
  • サポート期限が終了する

等の理由で、パソコンを手放したくなる事もあります。

このページではパソコンの寿命について、またトラブル発生時に買い替えるべきなのか、それとも修理して使い続けるべきなのかについて、お答えします。

パソコンの寿命について

パソコンに寿命はあるのかと言えば、残念ですが寿命はあります。

どんなに高価、高級なパソコンであっても、電子機器である以上は壊れます。それも相当に複雑な物ですから、壊れる可能性は高めと言えます。

では具体的に寿命は何年でしょうか。

よく聞くのは3~5年ですね。

これは販売店が設けている延長保証が3~5年だからというのと、3~5年も経過すると最新のパソコンと比べて性能差が大きく出てくる為です。

あとは特に経年劣化しやすいパーツがよく故障する時期が3~5年だからでしょう。

しかしここで注意点があります。

それはパソコン各メーカーが設けている保証期間は、通常1年間だけという事です。

1年しか保証期間が無いという事は、1年を過ぎればいつ故障してもおかしくはないと、メーカーが判断しているという事です。

もちろん1年過ぎたからといって、いきなり壊れるパソコンは稀です。

しかし1年以上の保証を有料として設定しているのは、それ以上は保証できないという事と同義です。

と、少し脅すような事も言いましたが、実際に1年で壊れるパソコンは本当に珍しい話ですし、きちんとメンテナンスしてやれば10年以上使えるパソコンもあります。

ただし、どんなに頑張ってメンテナンスしても、いつ壊れて寿命を迎えるかは誰にも分かりません。

いつ動かなくなってもおかしくない状態でもかろうじて動き続けるパソコンもあれば、元気いっぱい全然問題無しの状態だったのに次の起動時にはもう動かない、なんて事もあります。

なのでいつパソコンが動かなくなって困っても大丈夫なように、常にバックアップを取る、2台目のパソコンを用意しておくなどの対策をする事が大切です。

パソコンが壊れた場合について

パソコンが壊れて起動しなくなった場合の買い替えは、壊れ方によります。

電源ボタンを押してもメーカーロゴが出ないとか、ピーピーと音が鳴るとか、そもそも電源ボタン押しても全く反応がないとか、こういった症状の場合は修理費が高額になる傾向があります。

その反面、修理をすると故障前と同じ環境のまま、再度使えるようになる場合がほとんどなので、消えては困るアプリケーションが入っている場合や、設定のし直しが大変という場合は、多少お金が掛かっても直す価値はあるでしょう。

一方で、ブルースクリーンが出るとか、Windowsのロゴから進まない、などの症状が出ている場合は、ストレージ(HDDやSSD)の故障が原因の場合が多いです。

こうなると修理=Windowsの入れ直しやリカバリの実施といった対応となるので、故障前の環境復元はほぼ不可能です。

これまで使っていたアプリケーションや、各設定など、全てやり直し、という事ですね。

ただし画像や音楽ファイル、オフィスで作成したデータなど、いわゆるユーザーデータと呼ばれるものさえ無事ならば問題ないのであれば、修理をした方が安く上がります。

動作が重くなった場合について

パソコンがまだ動くけれど買い替えたくなる理由として、パソコンの動作が重くなった、という事が挙げられます。

パソコンの動作が重くなる理由は、大きく分けて3つあります。

  1. HDDの経年劣化
  2. OSの不具合やゴミの溜まりすぎ
  3. HDDを使っているから

HDDの経年劣化

HDDは構造上の問題で、長く使うと経年劣化で段々と動きが遅くなります。

パソコンの起動時やアプリケーションの起動時は、たくさんのデータをHDDから読み出すので、HDDの動きが遅いとあらゆる動作が遅くなります。

解決するにはHDDを新品に交換する事ですが、ただ交換しただけではパソコンが使える状態にはなりません。

元のHDDをそっくりコピーする、いわゆるクローンと呼ばれる作業を行えば、HDDを新品にしたとしても元の環境を復元する事が可能になります。

クローンをするには専用のアプリケーションや機器等が必要になります。

有名どころではeaseus to doやAcronis true image等があります。

OSの不具合やゴミの溜まりすぎ

WindowsのOSは長く使うと、ファイルのゴミが溜まっていきます。

これが溜まりすぎると、動作を重くしてしまう原因となります。

ある程度はゴミを消す事が出来ますが、消しづらいゴミもあるので、最終的な解決方法としてはOSのインストールし直しとなります。

アプリケーションの入れ直しや、メールの再設定など手間が掛かりますが、定期的にOSの入れ直しを行っているパソコンは動作が早いですし、不可解なエラーなどに悩まされにくくなります。

HDDを使っているから

根本的にHDDというパーツは動作が遅いです。なのでHDDの使用を止めてSSDに切り替える、という方法があります。

実はHDDの速さは、長年パソコンのボトルネックとなり続けており、どんなに他のパーツが高速化しようとも、HDDのせいで動きが悪いパソコンになっていました。

なので例え最新型のパソコンであっても、HDDを使用しているというだけで、重たいパソコンになってしまいます。

パソコンを買い替える場合は、SSDを搭載した物を選ばないと、思ったほど速くなくてガッカリするかもしれません。

SSDについて、詳しくはこちらの記事をお読みください

新機能が欲しくなった

パソコンには性能以外に、新しい機能が追加される場合もあります。

USB3.1(タイプC)や、UHD ブルーレイの再生などです。

デスクトップパソコンなら、ある程度は拡張カードの追加で対応する事も可能ですが、それでは難しい場合や不具合が発生する事もあります。

新機能が欲しいと思った時は、素直に新品パソコンの購入を検討しましょう。

パソコン買い替え「以外の」選択肢

新品のパソコンであればなんでも速い、というのは幻想です。

新品といえど、性能を落とす事で安くしているパソコンもあれば、そこそこ性能はあるのにHDDを搭載する事で全てを無為にしているパソコンもあります。

速いパソコンに買い替えるなら、SSD搭載の物を選びましょう。

しかしSSD搭載の新品パソコンは、HDD搭載の物と比べるとかなり高いです。

一番オススメなのは、今お使いのパソコンをSSD搭載のパソコンにする事です。

不具合が出ていないのであれば、現在ご使用の環境のまま、SSDへの移行が可能です。

しかも新品に買い替えるよりもずっと安く出来ます。

詳しくはこちらをお読みください。

寿命を迎えたパソコンの処分の仕方

壊れた、重くなった等の理由でパソコンを買い替えた後は、困るのは残ったパソコンですね。

小型のノートパソコンであれば、地方自治体によっては無償で引き取ってくれる所もありますが、多くはメーカーに処分を依頼すると有料となってしまいます。

安くパソコンを処分する選択肢は、パソコンを買い取ってもらうか、無料で引き取ってもらうか、です。

ある程度年式の新しいパソコンだったり、見た目の状態が良ければ買い取ってくれる場合もありますが、壊れているとそれも難しくなってきます。

完全に壊れているパソコンであったとしても、無料で引き取ってくれる業者もあるので、ぜひ探してみて下さい。

パソコンが重い時の掃除とは?

「なんだか最近パソコンが重たいなぁ。掃除をしようかな」

と思った事はないでしょうか。

パソコンの掃除と一口に言っても、何を掃除したら良いのか、そして掃除して本当に軽くなるのでしょうか。

ここではパソコンの掃除の仕方について、解説していきます。

パソコンの物理的な掃除

パソコンは熱に弱い電子機器ですが、その一方で負荷が掛かると非常に熱くなります。

目玉焼きが作れるぐらいには熱くなるとも言われていますね。

本当にそこまで熱くなってしまうと、パソコンが壊れてしまうので、そうならないように常に冷却しています。

ほとんどのパソコンは空冷、ファンで空気を当てて冷やすのですが、空気を取り入れる仕組み上、ホコリが少しずつ溜まって行ってしまいます。

ホコリが溜まりすぎると空気が流れなくなり、排熱がうまくいかなくなります。

そうなると、パソコンは自分が壊れてしまわないように、処理速度を落とす事で発熱量を下げ、温度が上がりすぎないようにする、という仕組みが備わっています。

処理速度を落とすので、当然それだけパソコンが重たくなってしまう、というわけですね。

こうなった場合は、パソコンを分解して掃除してやる必要があります。

分解の仕方はパソコンによって多種多様なので、一口に説明は出来ませんが、もしファンの回転音が凄いわりに、排気の勢いが弱いな、と感じる事があったら、それはホコリが溜まりすぎている事が原因かもしれません。

最近は少なくなったように感じますが、よくタバコを吸われる方の場合は、ホコリにタバコのヤニが付着し、通常よりも空気の流れが非常に悪いホコリが溜まってしまう事も。

もしご自身で分解、清掃が難しいという方は、パソコン修理のインフォムまでご相談下さい

パソコンのソフト上の掃除

ここからはパソコンの中の話に入っていきます。

レジストリの掃除

Windowsのパソコンの中には、レジストリというものがあり、長く使えば使う程に肥大化して、その分だけパソコンの動作が重くなっていってしまいます。

このレジストリには以前は必要だったものの、今は不要となったものも、そのまま消されずに残り続けます。その為、肥大化していくわけです。

この不要な物を消してやれば、その分だけ軽くなります。

ただし何が必要で何が不要なのかは、見てもまず分からないですし、もし必要な物を消してしまったら、パソコンが起動しなくなる、なんてことも。

そうなると復旧する方法はないので、リカバリが必要になってしまいます。

そこで登場するのは、レジストリを掃除してくれるソフトです。

必要な物、不要な物を自動的に調べて、不要な物は消してくれる、というものです。

実際に使ってみた事はありますが、確かに効果はあります。

劇的な効果ではないですが、「あ、ちょっと軽くなったな」と分かるぐらいには、効果があります。

ただし私はオススメはしません。

その理由は2つあります。

1つは本当に不要な物だけ削除しているか分からない事。

もう1つは削除後から、エラーが出る事が増えてしまった事です。

今まではパソコンの動きが重いものの、エラーが出る事はありませんでした。

しかしレジストリの掃除後、ちょこちょこエラーが出たり、強制的にアプリケーションが終了してしまうなど、使っていて困る事が増えてしまいました。

結局、OSの入れ直しを行う事になってしまいました。

こういったリスクがある事を踏まえて、もし少しでも効果があるならという事で、レジストリの掃除は自己責任で試してみてください。

Cドライブの空き容量の増加

ファイルの数がたくさんあるからと言って、パソコンが重たくなるという事は原則ありえません。

しかしCドライブの空き容量が少なすぎると、動作エラーが起きやすくなり、これが原因でパソコンが重たくなる事があります。

通常、エラーが起きても自動的に対処してくれますが、その分だけ処理に掛かる時間が増えてしまう、という流れです。

なのでCドライブの空き容量はある程度の余裕を作っておきましょう。

ディスクのクリーンアップを行う

Cドライブのディスクのクリーンアップから、システムファイルのクリーンアップを行います。

行うのは

  • WindowsUpdateのクリーンアップ
  • システムによって作成されたWindowsエラー報告

です。

1つ目のWindowUpdateのクリーンアップは、直接速くなる要因にはなりませんが、一度も実施していないと数GBぐらいには膨れ上がっていると思います。

空き容量を増やすという意味でも、やっておくと良いです。

2つ目のシステムによって作成されたWindowsエラー報告ですが、こちらは数百MBになっている場合、起動が重くなる原因になります。

削除してしまっても通常、問題はありません。

終わりに

以上、パソコンが重い場合の掃除の仕方をご紹介しました。

ユーザーが出来る範囲の掃除は限られていますし、掃除しても新品同様に軽くなる、という事はありません。

なんだかパソコンが重たいというだけでなく、エラーがよく出るようになった等の場合は、小手先の方法でどうにかするのではなく、OSの入れ直しが一番速く手確実という事は、覚えておいてください。

パソコンの用途別メモリ容量について

ここ最近のパソコンは、とにかくメモリを多く使うようになりました。

Windows10の最低メモリは32bitで1GB、64bitで2GBとされていますが、これでは少なすぎてまともに動かせないです。

パソコンの用途によって、どのぐらいのメモリがあれば良いのか解説していきます。

メモリは最低でも4GBが欲しい時代

まず結論から言えば、最低でも4GBあれば、とりあえずは使えます。

あくまでも最低なので、複数の重たいアプリケーションを開いたり、ブラウザのタブを増やしすぎると、あっという間にメモリ不足になる点には注意です。

特に最近はWEBページがメモリの使用量が高い傾向にあります。

インターネットをするだけだから、低めのスペックでも十分 というのが昔から言われていたことですが、残念ながら今はインターネットを快適に使うなら8GBは欲しいです。

では4GBというのはどういったユーザー向けかと言うと、あまりインターネットをせず、WordやExcelで事務仕事をするだけ、といったユーザーです。

随分と時代が変わったものですね。

インターネットを快適に使いたいなら8GB

最近は動画サービスや動画広告など、メモリを多く使う要素が増えてきているので、インターネットを快適に使うというだけでも、多くのメモリを使うよぅになりました。

またそれだけでなく、ブラウザ上で出来るアプリケーションが増えております。

たとえばGoogleが提供している、WordやExcelと同じように使える、スプレッドシート、ドキュメントなどです。

こいったアプリケーションも、かなりメモリを使います。

画像編集、動画編集を行うなら16GB以上

Adobe製品のPhotoshopやPremiereなどで、クリエイティブな仕事をするのに使うのであれば、最低でも16GBは欲しいです。

より大きく、より複雑な事をしようと思うと、もっと増やしても良いぐらいですね。

重たいゲーム目的なら16GB以上

最近の3Dゲームもかなりメモリを使うようになりました。

8GBでも大抵のものは問題ありませんが、SkypeやDiscordなどで通話しながら遊ぶという方も増えていると思います。

そうなるとメモリの使用量が増えてくるので、余裕を見て16GBあると快適です。

多いと余るだけだが、少ないと問題

メモリは増やせば増やすほど快適になるとは言われますが、その実、いくらメモリを増やしてもパソコンの速度が100%以上に上がる事はありません。

反対にメモリが足りないと、メモリ不足でパソコンの速度は落ちていきます。

自分の用途に合わせて、必要最低限のメモリを積むようにすると無駄がなくて良いですね。

パソコンの起動が急に遅くなった!その原因とは?

ある朝、いつものようにパソコンの電源を入れたら、あれ、なんだか起動が遅い?という事があります。

パソコンの起動が遅くなる原因は複数あり、処理に時間が掛かっているだけの場合もあれば、故障のし始めという事もあります。

ここではパソコンの起動が急に遅くなる原因について、お伝えします。

WindowsUpdateが入った

いつもより起動が遅いと言われて確認したら、WindowsUpdateで更新プログラムが自動インストールされた直後だった、という事は多いです。

更新プログラムは通常使用中の裏でインストールが進み、シャットダウンする時にインストールの続きが始まり、次回パソコン起動時に最後の処理を行う、という3段構えになっています。

プログラムの中心部を更新するわけですから、Windowsが完全に起動している状態では、更新が出来ないという事ですね。

これに関しては、この1回限りなので、次に起動する際にはもう普段通りの速さに戻っているはずです。

ただ次の更新プログラムのインストールが始まったら、また同じように1回だけ起動が遅くなります。

ストレージが壊れ始めた

ストレージとはデータを入れておくパーツの事です。

HDD(ハードディスク)や、SSD(エスエスディー)というものが主に使用されており、この中にWindowsのOSや、各アプリケーション、個人データなど、あらゆるデータが入っています。

ストレージは壊れ始めると、読み込みと書き込みの両方が遅くなる傾向にあります。

単に遅くなるだけではなく、読み取りエラーが頻発して、再度読み込み直しを繰り返して、結果として読み込みが遅く見える、という場合もあります。

いずれにせよ、ストレージが壊れ始めと動作が遅くなってしまうので、故障していないかチェックしてみましょう。

マルウェア(ウイルス)に感染した

Windows10を使用していたり、アンチウイルスソフトをインストールしていれば早々起こりませんが、マルウェアに感染し、パソコンの動きが遅くなる事もあります。

可能性としてはかなり低いので、不安であればウイルス検査を試してみてください。

システムファイルに破損が出来ている

Windowsのシステムファイルに破損が出来て、これが直されないままだと段々と起動が遅くなっていく事があります。

起動だけでなく、パソコン全体の動きが重くなります。

チェックディスクを行い、何もなければ良し、もし修復した項目が沢山出てきたらディスクのクリーンアップからWindowsエラー報告のファイルを確認しましょう。

もしここが数百MBにもなっていれば、削除すると重さが改善されます。

ただし何が原因でシステムファイルが破損したかが問題です。

ストレージの故障でなければ、メモリが故障している可能性もあるので、詳しく検査した方が良いです。

繋いでいる周辺機器の故障

可能性としては非常に低いですが、繋いでいる周辺機器の故障が原因という事もあります。

マウスやキーボードが原因という事も、ごくごく稀に起こるので、原因が分からない場合は可能性を1つずつ当たってみましょう。

OSを長く使っている

WindowsのOSは長く使えば使うほど、段々と重くなっていく傾向にあります。

もしかすると急に重くなったのではなく、重くなったことに気が付いただけかもしれません。

解消するにはOSの入れ直しが必要になりますが、せっかく色々と設定したりインストールしたアプリケーションが消えてしまうなど、手間が掛かりますよね。

恐らくこういった方のほとんどは、HDDをお使いだと思います。

長く使っている=HDDの経年劣化もあるので、SSDへの交換はいかがでしょうか。

HDDよりも軽快に動作するので、長く使う事により重さも気になりません。

SSDに関してはこちらをお読み下さい。

重いパソコンの改善策を試しても改善されないワケ

ネット上にはさまざまな、重いパソコンの改善策が公開されています。

書いてある事のほとんどは、正しい事を伝えてくれています。

しかし肝心な事が書いていません。

それは、その改善策を実施して、具体的にどのぐらい速くなるのか?です。

なぜ改善しないのか

公開されている改善策のほとんどは、その効果は少ししかありません。

だからいくらやっても、気持ち速くなったかな?程度が限界なのです。

そもそもこれらの改善策は、他の大本の原因を対処した上で、さらに速度を詰める場合に行うものであり、いきなり手を加えても意味がないからです。

100m走のタイムが20秒の人への、タイムを縮めるアドバイスとして、いきなり履いている靴や靴下を良い物に替える提案をしますか?しないですよね。

まずは走る時のフォームであったり、走る為の筋肉の付け方など、そもそも遅い原因から対処していきますよね。

パソコンも同様です。まずは遅くなっている一番の部分に手を入れます。

パソコンが重い原因

どうしてパソコンは重たいのでしょうか。

端的に説明すると、それはパソコンのストレージに原因があります。

多くのパソコン、特に安いパソコンには、昔ながらのHDDというパーツがストレージとして組み込まれています。

HDDは残念ながら、めちゃくちゃ遅いです。他のあらゆるパーツの足を引っ張る遅さです。

それでもHDDが使われ続けているのは、容量に対して安いからです。

昔からずっと製造されてきたものなので、品質が安定している、というのも利点としてあります。

しかしHDDが主権の時代も、数年で終わりを迎えるでしょう。

その理由はスマホからも見て取れると思います。

スマホは軽いがパソコンは重たい

重量的な意味でもそうですが、速さも同様ですね。

実はスマホはパソコンとほぼ同じ造りになっています。

その上で言うならば、スマホの最大性能は、パソコンよりもはるかに下です。

なのにスマホの方が、パソコンよりも動きが良いと思いませんか?

それはスマホのストレージに秘密があります。

スマホのストレージには、フラッシュメモリが使われているからなんです。

フラッシュメモリとはSDカードなどをイメージされる方も多いと思いますが、スマホの基板に直接取り付け、高速で動作するタイプの物も存在します。

スマホはまさにこのタイプで、読み込みも書き込みも、HDDと比べ物にならない速さがあります。だからパソコンよりも快適に使えるんです。

パソコンの重さを改善する一手

ではパソコンは永久にスマホに勝てないのかというと、そんなことはありません。

パソコンでもスマホと同じように、ストレージにフラッシュメモリを使えば良いのです。

パソコン用のフラッシュメモリとして、SSDというパーツがあります。10年以上前からあるパーツなのですが、大きく普及してきたのは最近です。

その理由は容量当たりの単価がHDDと比べてずっと高かった為です。

10年前のSSDの価格で1TBを実現しようとすると、100万円以上掛かります。

このような理由により、パソコンの用途にもよりますが、特に大容量を必要とする場面ではSSDが使えなかったのです。

しかし最近はかなり値段が安くなってきており、手頃な値段でSSDへ交換する事が出来るようになってきました。

これからはパソコンにもフラッシュメモリ=SSDを使う時代になっていきます。

パソコンの改善策を使うなら

これまでの話をまとめると、パソコンが重い場合はまずはSSDへの交換を検討する事をおすすめします。

交換してもなお遅いというのであれば、ネット上に公開されている重いパソコンに対する改善策を試してみてください。

これらの改善策は、アスリートがあと一歩、あと0.01秒を詰める、という時に行う改善策と同じようなものです。

効果は間違いなくありますが、苦労に見合う効果となるかは保証はしません。

私はよほどの事が無い限り、時間と労力の無駄だと思っているのでやりません。

SSDについて、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください

重いWin10パソコンを軽くする方法を検証してみた

Windows10のパソコンを使っていて、なんだか重たく感じる事がありますよね。

実はWindowsを制作しているMicrosoftの公式ページに、パフォーマンスを向上させるためのヒント、つまり軽くする方法が記載されている事をご存知でしょうか。

公式に記載されている事なので、期待が持てそうですね。

以下の11項目が、公式で提示されている軽くする方法です。

1.Windowsおよびデバイスドライバーに最新の更新プログラムをインストールする

2.PCを再起動し、必要なアプリのみ開く

3.メモリとメモリ使用量をチェックする

4.ディスクの空き領域が不足していないかチェックして空き領域を増やす

5.システムの復元ポイントからPCを復元する

6.不要なスタートアッププログラムを無効にする

7.ウイルスやマルウェアを検出して削除する

8.破損したWindowsシステムファイルがないかチェックする

9.Windowsのデザインとパフォーマンスの調整

10.OneDriveの同期を一時停止する

11.PCを初期状態に戻す


Windows 10 で PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント より引用

早速見ていきましょう。

Windowsおよびデバイスドライバーに最新の更新プログラムをインストールする

最新のドライバや更新プログラムは最新の方が、動作が速くなる事があるのは、その通りですね。

ただし、絶対に高速化するとは限らないどころか、速度が改善される事はあまり多くありません。

それどころか最新版にバグが潜んでいる事があり、このせいでトラブル解決に余計に時間が掛かってしまうなど、それ以外の部分で遅れが出てしまう可能性もあります。

デバイスドライバをそもそもインストールしていない、などの場合を除き、基本的には効果はないと思って良いです。

例外としてグラフィックドライバの最新版に関しては、バージョンアップで改善していくので、最新版の情報は追いかける価値があります。

PCを再起動し、必要なアプリのみ開く

これは恐らくメモリ不足の場合の対処法だと思います。

PCを再起動する事で不要なアプリを極力少なくして、必要なアプリに集中させる、という事です。

あるいは他のアプリの影響で動作が遅くなっている可能性も考慮しているのかもしれませんね。

こちらも長く使って重くなる事とは関係はないです。

メモリとメモリ使用量をチェックする

メモリが足りているかどうかを確認しましょう、という事です。

搭載メモリが4GB以下だと確かに少ないですし、2GB以下だと確実に足りません。

ただし、よほどメモリを消費するアプリでもない限り、オフィスやネットを見るだけであれば4GBで少ないという事はないです。

ディスクの空き領域が不足していないかチェックして空き領域を増やす

空き領域不足で重くなるというのは、本当にあり得るのでしょうか。

確実に言えるのは、ディスクの空き領域が1GB以下になると、パソコンの動作にエラーが出始めます。

少なくなればなるほどエラーが多くなり、最終的にはWindowsのシステム破損を招くので、これが原因で動作が遅くなる事はあります。

ディスクはゲージが赤くならない程度、空き領域があれば大丈夫です。

システムの復元ポイントからPCを復元する

現在のWindows10では、標準で復元ポイントを作成しない設定になっています。

これを利用するには、手動で復元ポイントを作成するように設定する必要があります。

何かをインストールして動作がおかしくなったり、重くなってしまった、という場合には非常に有効ですが、肝心の復元ポイントがなければ手の打ちようがありません。

また復元ポイントを作成するとディスク容量をそれなりに食うので、この点にも注意が必要です。

不要なスタートアッププログラムを無効にする

起動しているアプリケーションが多くなればなるほど、起動に時間が掛かったり、重たいアプリケーションであれば全体的に動きが遅くなるのは間違いありません。

ただし何が不要なのかを正確に把握していないと、ただのトラブルの元です。

上記までの事を説明を受けて対処するレベルの人に、この操作はハードルが高すぎると思います。

ウイルスやマルウェアを検出して削除する

マルウェアが原因で重くなる事があるそうです。

本当のところは分かりませんが。

確実に重くなると言えるのは、ランサムウェアという身代金型のマルウェアです。

パソコン内のデータを全て暗号化してしまい、お金を払わないと元に戻してくれない、という恐ろしいものです。

全てのデータに暗号化処理が施されるわけですから、この時に重たくなるという訳ですね。

パソコンのスペックにもよりますが、ここで悠長に軽くする方法を探している間に暗号化は完了するでしょうから、今この記事を読まれている方なら、ランサムウェアが原因ではないでしょう。

そうなると他のマルウェアだと、キーボードの入力を不正に送信するキーロガーであったり、不正アクセス用のバックドアの作成であったりです。

これらのタイプは基本、ユーザーに見つからないように動作するので、重くなって存在がバレるような間抜けな話はないと思います。

たとえアンチウイルスソフトを入れていなくても、Windows10には標準でウイルス検知、削除の機能がありますから、もし気になる場合にはウイルスチェックを行うと良いでしょう。

破損したWindowsシステムファイルがないかチェックする

システムファイルに破損があると、エラーを出すようになります。

このエラーを放置していると、さらなる破損を招き、さらに多くのエラーを出すようになります。

これが繰り返され、パソコンの動作が非常に重たくなる事があります。

大抵のものはCHKDSKコマンドの修復で対応出来ますが、システムファイルの破損はメモリやHDDなどの故障でもない限り、まず起こる事はありません。

システムファイルの破損がある事を確認したら、修復するよりも先にメモリやHDDのチェックをオススメします。

Windowsのデザインとパフォーマンスの調整

デザインを犠牲にしてメモリの使用量をわずかに減らす事が出来ます。

本当に僅かなので、よっぽどメモリ不足で困るという場合以外には、まず効果はありません。

試してみたところ、100~200MBぐらい使用量が減りました。

ただしアニメーションも無くなるので、その分早くなったように見える効果はあります。

フォントが残念な事になるので、よほどの事情がなければいじらない方が良いです。

OneDriveの同期を一時停止する

OneDriveはクラウドストレージなので、同期している間は重たくなるのは当然ですね。

同期は必要だからしているのであって、停めてしまっては仕事にならないかと思います。

そもそもOneDriveを利用しないのであれば、アンインストールしてしまっても問題ないアプリケーションです。

PCを初期状態に戻す

初期状態に戻すというのは、Windows10の再インストールとほぼ同じ事をしているので、いわゆる最終手段とも言えます。

個人データを残す事は出来ますが、アプリケーションは基本全て入れ直しになり、各種設定もやり直しです。

標準設定のまま使用している、必要なアプリケーションは少ないという環境であれば、さほどの痛手はないですが、そうでないなら非常に大変です。

これをやっても解決しない場合は、メモリやストレージの故障を疑う事になります。

実際にどのぐらい効果はあるのか?

以上、11項目を見てきましたが、これら全て試して劇的に改善するパソコンはほぼ無いでしょう。

気持ち改善する、ぐらいならあるかもしれません。

メモリやストレージの故障など根本原因が別にある場合は、いくら試しても改善する事はないので、余計な事をする前に詳しい人に見てもらうか、修理業者などへ診断依頼する方が、時間とお金のコストパフォーマンスは良くなるでしょう。

Windows10のパソコンを本当に速くするなら?

結局のところソフト面での速度改善は、いくら頑張っても微々たる効果しかありません。

そもそも重たい原因の大半はメモリ不足か、ストレージにHDDを使っている事に由来します。

ストレージはHDDよりもSSDを使う時代です。

SSDとはどういうパーツなのかについては、こちらの記事を読んでみて下さい